熊本県とフランス・ディジョンメトロポールとの新しい連携
熊本県観光国際政策課 国際交流員 バルモラン・ダビット
熊本県は昨年10月、フランス・ディジョンメトロポールと国際交流促進覚書(MOU)を締結しました。本県がヨーロッパの自治体とMOUを締結したのは、これが初めてです。
ディジョンメトロポールは、ブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏の首府であるディジョン市を中心とした23の自治体で構成される自治体連合です。かつてのブルゴーニュ公国の首都であるディジョン市の周辺は、長い歴史と伝統文化を持つ地域で、特に、世界遺産に登録されている「ブルゴーニュのブドウ畑」は有名です。
美食とワインで有名なフランス・ブルゴーニュ地方と熊本県との交流は、民間レベルで2010年から始まりました。フランスの食品産業イノベーションクラスター「VITAGORA」と九州地域バイオクラスター推進協議会(事務局:くまもと産業支援財団)は、2010年にパートナーシップ協定を締結し、2020年には本県の協力によって、VITAGORAのジャパンオフィスが熊本県に開設されました。