フランスにおける県産農林水産物等のPRについて
徳島県 農林水産部 とくしまブランド推進課 輸出推進担当
1 徳島県のこれまでの取組について
徳島県では、EUへの輸出拡大及び、全世界への波及効果を狙い「食の都パリ」において、一流シェフをターゲットに県産農林水産物のPRを行ってきました。昨年度は、パリの日本食レストランに、ミシュランガイド星付きレストランシェフにご参加いただき、県産食材を使った料理を食べながら意見交換を行う「サロン会」を開催しました。シェフからは、「わかめ」「みそ」などが高い評価をいただき、メニューに採用されるなど多くの反響がありました。
2 本年度の県産農林水産部物等のPRについて
本年度は、EUでのさらなる認知度向上や輸出の拡大に向け、一般社団法人長野欧州貿易支援機構が設置するアンテナショップ「GOÉN」に令和6年5月から「徳島県コーナー」を設置し、ゆず加工品や藍染め製品をはじめ、徳島県の優れた食品・工芸品の展示・販売を行っております。
また、主な輸出品目である「ゆず」や「なると金時」などが旬を迎える11月14日から21日には、「GOÉN」において、県産食材の試食提供を行う「徳島フェア」を実施し、来場者に県産食品の素晴らしさをアピールしました。
加えて、11月16日には、日仏交流施設「Espace Japon(エスパス・ジャポン)」において、「ゆず」や「すだち」、「なると金時」など、旬の県産食材と「遊山箱」を使った「料理教室」を開催し、現地のインフルエンサーや飲食店関係者などに、徳島の「食」と「文化」の一体的なPRを行いました。
なお、「GOÉN」の「徳島フェア」や「料理教室」には、後藤田知事も参加し、知事自ら来場者や参加者に、県産食材をPRするとともに、活発な意見交換を行ったほか、知事が徳島県にゆかりのある小売店やレストランを訪問し、今後の活動に向けた意見交換を行いました。
3 今後の展開
今後は、「GOÉN」の機能をフル活用し、輸出に取り組む事業者の育成や商品改良を進めるとともに、「GOÉN」や「料理教室」などのイベントでつながった「ご縁」を活用した県産品の情報発信などにより、フランスはもとより欧州各地のレストラン等への販売拡大を進めます。
料理教室で使用した徳島県産品(一部) | 料理教室の様子 |
料理教室での知事と参加者の集合写真 |
GOÉNで試食の確認をする知事 |
GOÉN「徳島県コーナー」(一部) |
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