ボークール市と神埼市の交流~翼が繋ぐ友情の絆~
佐賀県神埼市企画課
1936年11月19日、フランス航空省によるパリ-東京間懸賞飛行に参加していた一機の飛行機が脊振山に墜落しました。パイロットはフランス共和国テリトワール・ド・ベルフォール県ボークール出身のアンドレ・ジャピー氏。フランス航空界のパイオニアと呼ばれ、これまでいくつもの飛行を成功させており、今回のレースでも新記録の樹立が有望視される一流のパイロットでした。
しかしながら、悪天候に阻まれ飛行機は墜落、ジャピー氏は瀕死の重傷を負いました。一時は死を覚悟したジャピー氏ですが、旧 脊振村(現 神埼市)住民による懸命な救助活動の結果、一命をとりとめることに成功しました。
その後日欧横断への再挑戦というジャピー氏の夢は第二次世界大戦に阻まれ実現しませんでしたが、日本人飛行家への支援など日仏両国の航空界の発展に多大な功績を残しました。