オランド分権改革を追う(1)
オランド政権の新分権改革3法案が動き出している。地方との慎重な対話を重ねたこともあり、法案はなかなか難産であったが、ようやく今年4月10日閣議決定され、オランド政権の目指す分権の姿は一応全容を現した。法案が上院・下院の往来を繰り返すフランスでは、最終形がどうなるかはまだ分からない。しかし、審議は全てオープンである。それを追うことで関心事項のコアがどこにあるのかを探ることも可能だ。これから継続的にオランド流分権改革の帰趨を追うことにしたい。
オランド政権の新分権改革3法案が動き出している。地方との慎重な対話を重ねたこともあり、法案はなかなか難産であったが、ようやく今年4月10日閣議決定され、オランド政権の目指す分権の姿は一応全容を現した。法案が上院・下院の往来を繰り返すフランスでは、最終形がどうなるかはまだ分からない。しかし、審議は全てオープンである。それを追うことで関心事項のコアがどこにあるのかを探ることも可能だ。これから継続的にオランド流分権改革の帰趨を追うことにしたい。
2013年4月12日付Les Echosの記事で、フランスにおける見本市の2012年実績が掲載されていましたので以下、ポイントを記載いたします。
昨年12月、「アルザスの『州・県統合』の行方」についてレポートしたところであるが、当初の予定通り、去る4月7日、「州・県統合」の可否を問う住民投票が行われた。
結果は、統合に「Non」であった。
情報発信の一つとして日本の先進事例等の情報を発信することを目的に、フランスの自治体で開催されるセミナーやフォーラム等へ、日本の自治体から当該分野の専門職員を招へいする事業を2005年度から実施しています。最近では、奈良県における「世界遺産の保存と活用に関する取組み」(2010年6月)、北九州市における「地方自治体における環境対策」(2011年5月)に関する情報発信を行ってきました。
パリ市の水道は地下水と地表水(河川)からそれぞれ半分の割合で取水を行っている。
地下水については、飲料水の約半分を供給する取水地が全部で102カ所あ る。また、パリ市から75〜150キロの半径内に、地下水の取水地が広がっている。主な取水地としては、フォンテーヌブロー (Fontainebleau)の周り(パリの南に位置する)、プロヴァン(Provins)(パリの南東部に位置する)、セン(Sens)(パリの南東部に位置する)、ドゥリュー(Dreux)(パリの南西部に位置する)といった4つの地域の周囲に広がっている。これらの地域の地下水はロングビル(Longueville)、ソルク(Sorques)、サン・クルー(Saint-Cloud)、ヘイ・レ・ローズ(l'Haÿ-les-Roses)にある4つの浄水場で処理されている。
フランスでは、水道事業の運営主体は地方自治体であるが、その管理については、伝統的に民間委託(フランスの公役務の委託には、コンセッション(concession:事業特許)、アフェルマージュ(affermage:経営委託)、レジー・アンテレッセ(régie intéressée)、ジェランス(gérance)の4つがあるが、水道事業の管理委託は主にコンセッション方式で行われている。コンセッション方式では、受託者は委託者との契約によって、事業に必要な施設等を自ら設置することができ、一定期間公共サービスを提供し、利用者から直接徴収する利用料金を事業報酬としている。)されることが多くなっており、2008年時点では、上水道の71%、下水道の55%が民間委託されている。
○得意分野でコミュニケーションを
「赴任先であるフランスの方々と打ち解け、仲良くなるにはどうしたらよいだろうか?」ということを思案していた時に、ちょうどフランスで剣道をしている日本人の方の記事を読む機会に恵まれました。記事の内容は、結婚を機にフランスに渡り、しばらく離れていた剣道を再開することによって、フランスでの生活を充実させているというものでした。私もここ数年剣道から離れていましたが、この記事を読んで「これだ!」と思い、赴任に必要な荷物のリストに剣道の防具を加えることにしました。そして、2012年6月に初めてパリにあるブドー・オンズ(BudoXI)という道場の稽古を見学させていただき、ここから私の剣道生活がパリにて再開することになったのです。
去る2月27日、パリ・イルドフランス商工会議所本部にて、同会議所、日仏経済交流委員会及びジェトロ主催による「復興支援・対日投資フォーラム Forum France-Japon:l’après séisme」が開催され、谷公一復興副大臣、ルイ・シュバイツァー仏外務大臣特別代表(ルノー名誉会長)等の臨席の下、日本政府や被災3県、日仏の多彩な事業者等から、東日本の復興の最新の状況の報告や復興に対する日仏企業の協力への呼びかけが行われました。当方も、復興の現場を支える地方自治体の代弁者として発言する機会を得、特に、東日本における被災者の住宅の現状や今後の投資可能性にフォーカスを当てつつ発表させて頂きました。
ラ・フォル・ジュルネ(La Folle Journée)は、フランス北西部のナント市で、1995年に創設されたクラシック音楽祭で、毎年、1月下旬から2月上旬には、ナント市の住民のみならず、フランス各地からも人が訪れています。
また、ナント市は、2009年から新潟市と姉妹都市を結んでおりますが、両市の市民間の交流の歴史は1992年までさかのぼり、日仏交流イベントを年間複数開催するなど、大変活発な交流を続けています。
2月2日(土)から二日間、スペイン・カスティーリャ・イ・レオン州の州都バリャドリッド市で「日本文化デー」が開催されました。会場には開会式から多くの市民の方々が集まり、ステージでは和太鼓や三味線など日本の伝統芸能が披露されるとともに、能面をはじめとする伝統工芸品の展示、折り紙教室などバラエティに富んだメニューが世代を超えた多くの皆さんの関心を集めていました。