ジャパン・トゥール・フェスティバルに出展
2025年6月27日から29日にかけて、フランス中部のトゥール市において「Japan Tours Festival(ジャパン・トゥール・フェスティバル)」が開催されました。今年で10回目を迎えた本イベントには、3日間で約26,000人が来場し、会場は大いに賑わいました。
10周年ロゴの飾られた入り口
Japan Tours Festivalは、2015年に日本の伝統文化とポップカルチャーを紹介するイベントとしてスタートしました。初年度には約12,000人が来場し、以降も年々規模を拡大。現在ではフランス国内でも有数の日本文化イベントのひとつとして定着しています。今年は節目の10周年ということもあり、例年以上に多様なプログラムが企画されました。会場では、日本の漫画やアニメ関連のクリエイターがゲストとして招かれ、関連作品のファンが数多く来場しました。また、日本から招聘したパフォーマーによる剣舞、阿波踊り、和楽器等多彩な日本伝統文化ステージや、フランス国内から選抜されたコスプレイヤーによる大会も行われ、大きな盛り上がりを見せました。
日本伝統文化のステージ
コスプレのステージ
また、同フェスティバルでは、日仏友好協会「日の出」が企画・運営する、約70種類に及ぶ多彩な日本文化ワークショップが行われました。内容は折り紙、書道、日本語体験教室、将棋、和食、どら焼き作り、華道、日舞、阿波踊り、和楽器体験、サムライ体験、お香作り、切り紙、抹茶、味噌、酒、日本庭園、金継ぎ、投扇興など多岐にわたり、延べ1,000人以上が参加しました。これらの文化体験は、早朝から長蛇の列ができるほど、来場者の注目を集めるイベントになっていました。
さらに、トゥール市の姉妹都市である高松市に関連するお香の展示をはじめ、日本の伝統産品に関するブースも多数設けられ、参加者が様々な日本に関連した商品を手に取ることができる機会となっていました。
クレアパリは「日本伝統文化ステージ」付近にブースを設けました。ブースでは、日本各地の自治体が発行する観光パンフレットや資料を配布し、来場者に地域の魅力を紹介しました。訪れた来場者は若者、家族連れ、中高年層など幅広く、日本旅行に関する具体的な質問も多く寄せられました。特に、「2週間旅行する場合のおすすめルート」「訪問に適した季節」「冬のイベント情報」など、旅行計画に関する質問が目立ち、日本の観光地への関心の高さがうかがえました。
クレアパリブースの様子
今後も、クレアパリはこうした日本関連イベントに積極的に参加し、日本各地の観光資源や文化を発信していく予定です。