「第11回『伝統と先端と』~日本の地方の底力~」パリ会場においてワークショップを開催します!
クレアパリでは、日本の地方に根付いた伝統工芸品や伝統産業技術にスポットを当て、日本の地方が持つ知られざる魅力を発信する企画展「『伝統と先端と』~日本の地方の底力~」を、2023年11月14日(火)から11月25日(土)までパリ会場にて開催します。この企画展に関連して、パリ会場(パリ日本文化会館)においては、日本の伝統技術を持つ職人によるワークショップおよび講演会を開催します。本物の日本文化に触れることができる貴重な機会ですので、是非ご参加ください。
●講演会「東京銀器の世界」(東京都)
日 時:11月18日(土)16時00分~(45分間)
会 場:パリ日本文化会館 5階 レセプションルーム
参加費:無料
要予約:定員20名、10月19日(木)予約受付開始
※開始時刻の5分前までに会場にお越しください。ご来場が遅れた場合には、予約を取り消しますのでご了承ください。
https://www.mcjp.fr/ja/la-mcjp/actualites/l-univers-de-l-argenterie-de-tokyo-departement-de-tokyo-jp
「東京銀器」は主に東京都で作られている金属工芸品で、1979年、国の伝統的工芸品に指定されました。伝統的に使用されてきた原材料は銀で、地金の銀には純度92.5%以上のものを用います。東京銀器の歴史をひも解くと、その始まりは江戸時代中期に見られます。銀師(しろがねし)とよばれる銀器職人や、櫛、かんざし、神興(みこし)金具等を作る金工師とよばれる飾り職人が登場し、町人の間でも銀器や銀道具が広く親しまれていました。東京銀器の技術技法は鍛金師、彫金師、仕上師とよばれる職人たちによって受け継がれています。製造工程のほとんどは職人の手作業で行われ、「鍛金」、「彫金」、「切り嵌め(きりばめ)」、「鑞付け(ろうづけ)」の技法を駆使して、さまざまな製品を製造しています。
今回は、東京銀器の歴史や特徴、技術技法の秘密に迫るほか、洋食器の新商品、世界的なグリーンティ(緑茶)の流行を背景に開発した、抹茶に関連する新商品の魅力をお伝えします。
●東京染小紋 型染め体験ワークショップ(東京都)
日 時:11月18日(土)17時30分~(1時間)
会 場:パリ日本文化会館 5階 レセプションルーム
参加費:20ユーロ/名(材料費込み)
要予約:定員15名、10月19日(木)予約受付開始
9歳以上が参加可能
https://www.mcjp.fr/fr/agenda/teinture-au-pochoir-tokyo-some-komon-departement-de-tokyo
日本の伝統的な染色技法である「東京染小紋」。型紙を使用した繊細な模様が注目されており、その美しさと繊細さは、東京の人々の心に深く根ざした美意識の高みに触れるものです。
今回のワークショップでは、この染色技法を使用した新たな製品の魅力を紹介するほか、実際にトートバッグの型染めを体験していただきます。日本の伝統的な染色技法に触れながら、自分だけのトートバッグを製作してみませんか。
●組子コースターづくり(長野県)
日 時:11月16日(木)①14時30分~②17時00分~(各回30分)
会 場:パリ日本文化会館 5階 レセプションルーム
参加費:10ユーロ/名(材料費込み)
要予約:定員各回10名、10月17日(火)予約受付開始
7歳以上が参加可能、10歳以下は保護者同伴
https://www.mcjp.fr/ja/agenda-ja/fabrication-de-sous-verre-en-kumiko-departement-de-nagano-jp
組子細工とは、釘を使わずに木を組み上げる日本の伝統的な技術です。多くの木のパーツを細かく正確に切り出すことで、それらを隙間なく組み合わせることができます。組子の技術を用いて建築された日本最古の建造物である法隆寺の起源は、飛鳥時代にまで遡ります。この技術の繊細な仕上がりは建物だけでなく、家屋の仕切りや小物にも応用されてきました。
今回のワークショップでは、1954年から伝統を受け継ぐ三浦木工製作の木のパーツを組み合わせてコースターを製作し、組子細工の基本を体験していただきます。様々な幾何学模様を取り入れて、自分だけのコースターを製作してみてください。
●金工作家・山形太一の世界(山形県)
日 時:11月16日(木)15時30分~②17時45分~(各回1時間)
会 場:パリ日本文化会館 5階 レセプションルーム
参加費:20ユーロ/名(材料費込み)
要予約:定員各回6名、10月17日(火)予約受付開始
7歳以上が参加可能、10歳以下は保護者同伴
https://www.mcjp.fr/ja/la-mcjp/actualites/l-univers-du-sculpteur-en-metal-taichi-yamagata-departement-de-yamagata-ja
山形太一氏は山形県鶴岡市の金工作家です。山形氏の作品は全てハンドメイドであり、伝統的な金属工芸の技法とフィギュア造形を融合させた表現をしています。古典的な道具や技法を用いて、アニメの「カッコイイ」や「カワイイ」を金属で表現する独自の世界観です。また、昆虫等の美しい色や姿、ユニークさを表現したシリーズでは、光の加減により作品の様々な表情を楽しむことができます。
今回のワークショップでは、金工作家・山形太一氏の世界観に浸りながら、金属の折り鶴製作を体験していただきます。この貴重な機会を通じて、金属加工の面白さに触れてみませんか。
●徳島生まれの『ジャパンブルー』で包む 藍染風呂敷ワークショップ」(徳島県)
日 時:11月17日(金)15時00分~(1時間30分)
11月18日(土)11時30分~(1時間30分)
会 場:パリ日本文化会館 5階 レセプションルーム
参加費:無料
要予約:定員各回25名、10月18日(水)予約受付開始
※各回開始時刻の5分前までに会場にお越しください。ご来場が遅れた場合には、予約を取り消しますのでご了承ください。
https://www.mcjp.fr/ja/la-mcjp/actualites/le-japan-blue-l-indigo-ne-a-tokushima-technique-d-emballage-en-tissu-furoshiki-teint-a-l-indigo-japan-blue-departement-de-tokushima-ja
「ジャパンブルー」としてフランスでも人気が高まりつつある「藍染」。徳島県は伝統的な技法で製造される藍染料の生産量が日本一であり、江戸時代、全国に藍を販売する藍商人たちの築いた富により阿波国(徳島県の旧国名)は大いに繁栄しました。
今回のワークショップでは、「藍」の日本一の産地である徳島県と、徳島県の藍の歴史や伝統的な藍の製法についてのレクチャーを実施するとともに、徳島県の藍で染めた風呂敷を使い、風呂敷包みを体験していただきます。ワークショップに使用した藍染風呂敷は参加者へのプレゼントです。なお、風呂敷に包むモノは主催者が準備します。勿論、「伝統と先端と」展で入手した商品を風呂敷に包んで持ち帰ることにより、その製品に対するより一層の特別感を演出することも可能です。是非この機会に、徳島県の染物技術とその美しさを手に取り感じてみてください。
●徳島生まれの『ジャパンブルー』を身につける 藍染花(あいぜんか)アクセサリーワークショップ(徳島県)
日 時:11月17日(金)17時30分~(1時間)
11月18日(土)14時00分~(1時間)
会 場:パリ日本文化会館 5階 レセプションルーム
参加費:無料
要予約:定員各回25名、10月18日(水)予約受付開始
ワークショップでは接着剤を使用します。子供が参加する場合には、必要に応じて保護者も同伴してください。
※各回開始時刻の5分前までに会場にお越しください。ご来場が遅れた場合には、予約を取り消しますのでご了承ください。
https://www.mcjp.fr/ja/la-mcjp/actualites/le-japan-blue-l-indigo-ne-a-tokushima-accessoires-a-motifs-floraux-departement-de-tokushima-ja
「ジャパンブルー」としてフランスでも人気が高まりつつある「藍染」。徳島県は伝統的な技法で製造される藍染料の生産量が日本一であり、江戸時代、全国に藍を販売する藍商人たちの築いた富により阿波国(徳島県の旧国名)は大いに繁栄しました。
今回のワークショップでは、「現代の名工」に認定されている徳島県のフラワーデザイナー米川慶子氏が監修した、藍染のシルクを使用した造花「藍染花」を使ったアクセサリー製作を体験していただきます。是非この機会に、徳島県の染物技術とその美しさを手に取り感じてみてください。なお、参加者は完成したアクセサリーを持ち帰ることができます。