ニース市のSakura Matsuriに出展しました!
2024年4月27日(土)、フランス南東部の都市ニースにおいて、Sakura Matsuriが初めて開催されました。このイベントでは、日本の様々な伝統文化・現代文化等が発信され、約1,500人が来場し、一時は入場制限がかかるほど盛況となりました。
会場となったのは、海に面した文化施設Centre Universitaire Méditerranéenで、 530人収容可能な劇場と2つのサロンを使用してイベントが行われました。
劇場では、和太鼓グループ『パリ太鼓アンサンブル』のコンサート、日本茶に関する講演、フランス語で行われる落語の公演などが行われ、伝統的な日本文化が発信されるとともに、若者向けに漫画に関するクイズ大会も実施され、幅広い年齢層の方が楽しめるイベントとなりました。
クレアパリ事務所もブースを出展し、日本の自治体のパンフレットの配布を行い、日本の様々な地域の観光や文化に関するプロモーションを実施しました。来場者からは、『日本に行くのが夢である』、『もう一度行きたいのでお勧めを教えてほしい』など日本への観光に高い関心を示す声が多くあったほか、日本の漫画、自然、食、伝統工芸などについて幅広く質問がありました。
パリ太鼓アンサンブル | クレアブースの様子 |
サロンでは、ニース市日本人会をはじめ複数のアソシアシオン※によるアトリエが開催されました。着付け、巻き寿司、生け花、書道、茶道など、様々な日本文化のアトリエが開かれ、予約がすぐに埋まるほどの人気でした。アトリエで体験が出来なくても観覧させてほしいという要望も多く、多くの来場者から日本文化を学びたいという熱心な気持ちを感じました。
書道アトリエの様子(撮影:@ryutoku.kaneko_92) | 茶道アトリエの様子(撮影:@ryutoku.kaneko_92) |
今回は、ニース市の姉妹都市である鎌倉市から副市長らが来仏し、イベントの視察のほか、ニース市副市長らとの懇談を行いました。当事務所は、鎌倉市から多数のパンフレットを提供いただいてブースに配置したため、ブースでは、『鎌倉市はどこにあるのか』、『どのような特徴があるのか』など来場者から鎌倉市に関する多くの質問が寄せられました。東京から近いこと、歴史的な街並みや海などの共通点からニース市と姉妹都市であること等を伝えると、鎌倉市への来訪に関心を寄せる方が多くいらっしゃり、両市の交流に微力ながら寄与できたのではないかと思います。2026年は姉妹都市提携60周年の節目の年に当たるため、両市は今後も連携を深めていく意向です。
開会セレモニーの様子 | テープカットの様子 |
今回の出展を通して、フランスの方々の日本への関心の高さを改めて実感することが出来ました。今後も関係機関との連携を図りながら、日本の自治体や地域の魅力を発信してまいります。
※広く市民が団体で活動を行う際の形態としてフランスで定着している民間の非営利団体。
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■Pour plus d’informations et de photos, consultez l’article en français et japonais sur le site de l’Association des Ressortissants Japonais de Nice Côte d’Azur ARJNCA, à la fin de l’article un lien vous permet de voir de nombreuses photos.