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パリ事務所(クレア・パリ=CLAIR PARIS)は、日本の地方団体のフランスにおける共同窓口として、1990年10月に設置されました。

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12月 日欧地域連携ヘルプデスクウェビナー開催  日欧地域連携の好事例を発信しました!

クレアでは、日欧地域連携の更なる発展を支援するため、アルザス欧州日本学研究所(CEEJA)と連携し、日本と欧州の地域間の産業連携の好事例を紹介するウェビナーを昨年度より開催しています。

2021年12月には、2回のウェビナーを開催しました。1回目は「医療・ヘルスケア技術の未来へ向けて 日独地域連携によるアプローチ」と題し、医療・ヘルスケア技術分野におけるさいたま市とドイツ産業クラスターの地域連携、2回目は「日・フィンランド森林連携 ~脱炭素化を見据えて~」と題し、長野県とフィンランド北カルヤラ県との森林分野での地域連携の好事例を取り上げました。

2回のウェビナーを通し、地域連携を成功させるための様々なポイントが紹介されました。当日の資料や録画映像(英語のみ)は、日欧地域連携ヘルプデスクのHPよりご覧いただけます。https://www.ejrc-helpdesk.eu/ja/best-practices5de790d2

 

【ウェビナー概要】※日英同時通訳、ZOOM、参加無料

2021年度 第1回ウェビナー 「医療・ヘルスケア技術の未来へ向けて 日独地域連携によるアプローチ」

1.日時

  2021年12月9日(木)17時~18時(日本時間)/9時~10時(中央ヨーロッパ時間)  

2.プログラム

(1)挨拶

 日欧産業協力センター専務理事・駐日欧州連合代表部 公使参事官 

 フィリップ・ドゥ・タクシー・ドゥ・ポエット 氏

(2)プレゼンテーション

 ・講演①さいたま市 産業展開推進課 課長補佐 澁谷 信行 氏

 ・講演②バイエルンイノバティブ プロジェクトマネージャー フランク・ミアマイスター 氏

(3)パネルディスカッション

 ・さいたま市 産業展開推進課 課長補佐 澁谷 信行 氏

 ・さいたま市産業創造財団 企業支援課 課長補佐 北村 咲子 氏

 ・バイエルンイノバティブ プロジェクトマネージャー フランク・ミアマイスター 氏

 ・フォーラム メドテックファルマ CEO イェルク・トラウプ氏 

 ・一般財団法人自治体国際化協会 パリ事務所 所長 野村 知宏

(4) Q&A

2021年度 第2回ウェビナー 「日・フィンランド森林連携 ~脱炭素化を見据えて~」

1.日時

 2021年12月17日(金)17時~18時(日本時間)/9時~10時(中央ヨーロッパ時間)  

2.プログラム

(1)挨拶

 日欧産業協力センター エグゼクティブ・アドバイザー(EUマネージングデレィレクター付)

  ファブリッツォ・ムラ 氏

(2)プレゼンテーション

 ・講演①長野県林務部森林政策課 企画幹 小澤 岳弘 氏

 ・講演②北カルヤラ県 副長官 リスト・ポウティアイネン 氏

(3)パネルディスカッション

 ・長野県林務部森林政策課 企画幹 小澤 岳弘 氏

 ・北カルヤラ県 副長官 リスト・ポウティアイネン 氏

 ・Arbonaut Ltd.  CEO トゥオモ・カウランヌ 氏

 ・一般財団法人自治体国際化協会 パリ事務所 所長 野村 知宏

(4)Q&A

◎紹介された日欧地域連携を成功させるためのポイント

・相互の人的交流、派遣や招聘は、イベントと合わせて実施することで、互いに数多くの企業や関係者に会える機会を創出している。

・技術の交流だけでなく、共同研究への発展を目指すために、産・学・官の連携を行っている。

・MOU締結等の自治体間の交流により、産業クラスター連携をさらに後押しするとともに、幅広い経済連携にむけた取組を目指すことができる。

・[第1回の日独地域連携について]バイエルンイノバティブ(ドイツ)は、地域の産業ネットワークを束ねるハブ組織で、ヘルスケアを超えて自動車産業など他分野もカバーしている一方、メドテックファルマ(ドイツ)も国際的なヘルスケアネットワークである。こうしたネットワーク組織は、一つの分野に限らない横断的な情報や最適なパートナーの紹介、ビジネスチャンス等の提供を可能とし、ネットワーク内の企業が互いにサポートし合うことができるのが強みである。こうしたネットワークの強みを活かすことで、更なるイノベーションをもたらし、中小企業の連携好事例を生むことができている。

・国際的な地域連携では、文化、言語、規制などが異なるため、十分な時間をかけて柔軟なアプローチを互いにとることが必要である。互いに、何を持っていて、何を求めているか共通認識を持つことが重要である。もちろん、適切なスピード、タイミングも大切である。

・地域連携の相手方としては、単なるサプライヤーではなく、将来に向けて一緒に協力することができるパートナーが求められている。

・連携、交流を継続することにより、連携先の国の根本の部分、基盤となる文化、風習などに触れ、理解していくことが大切である。

・両地域が持つ共通の特徴を連携の対象として身近な地域課題を解決しようとすること、また、地球規模の課題解決にコミットして、その実現のために連携し協力することは、取組みに対する周囲の賛同や協力も得やすくなり、成功のポイントとなる。

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2022年2月18日(金)17:00~18:00(日本時間)に、第3回ウェビナーを開催します。このウェビナーでは、公益財団法人神戸医療産業都市機構とドイツとの連携好事例をご紹介します。ウェビナーの詳細やお申込み方法については、こちらをご覧ください ⇒ https://www.clairparis.org/ja/clair-paris-blog-jp/blog-2022-jp/1583-2022-02-07-14-22-06