マルセイユ市・神戸市 姉妹都市提携60周年を迎えて 第10回マルセイユ秋まつり参加 日本酒試飲に関心高く
2021年10月2日及び3日に、マルセイユ市主催、在マルセイユ総領事館協力により「第10回秋祭り」が市内ボレリー公園において開催されました。今年の秋祭りは、二つの意味で節目の年の開催となりました。まず、1961年にマルセイユ市は神戸市と姉妹都市を締結しており、今年は姉妹都市提携60周年目にあたります。また、会場の公園内にある日本庭園は、神戸市から派遣された3名の庭園技術者による設計などの指導のもと、両都市の姉妹都市提携50周年目に交流のシンボルとして作られ、今年で開園10周年目を迎えています。
今年は、書道教室や紙飛行機作りのワークショップや、茶道や武道などの伝統的な日本の伝統文化を伝えるデモンストレーション、さらには日本のマンガやアニメのコスプレとダンスの披露などが行われ、来場者は日本文化の様々な面を楽しんでいました。また、会場内のブースでは、神戸インターナショナルクラブのマルセイユ支部が神戸市や七夕文化などを紹介し、住民と交流を深め、秋まつりを盛り上げていました。
マルセイユ市ボレリー公園内日本庭園
神戸インターナショナルクラブのブース
クレアパリ事務所も会場内にブースを出展し、兵庫県パリ事務所と共同でパンフレットによる日本の自治体PRや日本酒の試飲を行いました。新型コロナ感染症対策のため、当日は人数制限が設けられていたものの、クレアパリブースを含め会場内には多くの方が訪れてくださり、日本への渡航が難しい中、日本への旅行を心待ちにしている、という声をいただきながら、日本各地の情報を紹介させてもらうことができました。
クレアパリブースで地方の観光情報を提供
村田マルセイユ総領事とルビロラ マルセイユ副市長
また、お酒の試飲では、フランスの自治体と姉妹関係や友好関係のある、釜石市(岩手県)、栃木県、兵庫県、三朝町(鳥取県)、熊本市からご提供いただいた日本酒を振舞いました。日本のアルコール飲料の一つである酒には馴染みがない方が多く、来場者は種類の違いを説明したチラシを興味深く読みながら、飲み比べていました。試飲された方からは、おいしい!との感想を多くいただき、試飲後には、スマホで気に入った日本酒のラベルを撮影し「どこで購入できるのか、インターネットで購入したい」という声も多く聞かれました。
「『日本酒』とは何か」、「米麹とは何か」、「それぞれの酒は、何が違うのか」、「日本酒は食前・食後、いつ飲むのか」、「発泡性の日本酒が飲みたい」、「果実酒が飲みたい」という質問や意見もあり、フランス人の嗜好を知り、日本酒プロモーションを進めるうえで大きなヒントになりそうです。
クレアパリブースでSakeプロモーションを行いました
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