日本の地方の工芸品がフランス人を魅了! 第7回「伝統と先端と~日本の地方の底力~」展を開催
クレアパリでは、日本の地方に根付いた伝統産業技術にスポットを当て、地方が持つ知られざる魅力をフランスにおいて発信する「伝統と先端と~日本の地方の底力~」展を2020年1月21日から10日間、日本文化の発信拠点であるパリ日本文化会館において開催しました。
第7回目となる今年は、北は東北・青森、南は九州・熊本まで、日本各地の17自治体から出展される伝統産業工芸品を「衣」「食」「住」のテーマ別に展示するとともに、会場での販売を通じてテストマーケティングも行いました。会期中、約5,700人が来場し、日本の質の高い「モノづくり」への評価を得るとともに、「時代に合う製品として伝統が生き続けることや日本の職人が持つ伝統技術に感動した。ぜひ、実際に使ってみたい。」「サンプル用の和紙を触ったが、手肌触りや強度の強さに驚いた。また和紙が持つ独特の美しさも大変気に入った。」と言った来場者の声が多く寄せられ、ほぼすべての自治体で売り上げがあがるなど、欧州での海外販路開拓を目指す地方自治体にとって、絶好のテストマーケティングの機会となりました。同会場では、職人による実演やワークショップも催され、匠の技に多くの来場者が惹きつけられていました。
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また、クレアパリ事務所開設30周年記念も兼ねたレセプションには、多くの仏工芸関係者や自治体関係者、メディア関係者が参加し、ネットワーキングを行いました。
■参加団体:
青森県、鶴岡市(山形県)、新潟県、富山県、金沢市(石川県)、福井市(福井県)、山梨県、富士川町(山梨県)、
長野県、高山市(岐阜県)、名古屋市(愛知県)、京都府、浜田市(島根県)、倉敷市(岡山県)、福岡県、
久留米市(福岡県)、熊本市(熊本県)
■企画イベント:
富山県 (和紙の紙すき、銅器の着色、漆器の螺鈿細工、鋳物の象嵌工程の実演)
金沢市 (金箔うつし・貼りの実演)
長野県 (組子の実演)
名古屋市(神具であるお供え物台、三方の製作)
倉敷市 (畳縁と真田紐を使ったカードケース作り、ミニ畳)
福岡県 (博多織の実演)
「衣食住」のテーマ別に展示された工芸品~「衣」~
「衣食住」のテーマ別に展示された工芸品~「食」~
「衣食住」のテーマ別に展示された工芸品~「住」~
組子職人(長野県)による実演に見入る来場者