墨田区による、江戸の雰囲気を色濃く伝える文化・伝統工芸の紹介
12月17日から23日まで、パリ市7区庁舎にて、東京都墨田区の文化、伝統工芸を紹介する展示が行われました。
両区は、墨田区が東京都、7区がパリ市と、ともに首都に位置し、隅田川とセーヌ川、東京スカイツリーとエッフェル塔といった共通点があることなどをきっかけに交流が始まりました。
交流の歴史は10年にもなり、これまでにも、墨田区ゆかりの浮世絵師である葛飾北斎の展覧会を7区庁舎で行ったり、東京スカイツリーがエッフェル塔とコラボレーションした商品を販売したりするなど、さまざまな交流が続けられています。
今回は、葛飾北斎が残した絵手本「北斎漫画」や、墨田区で受け継がれてきた伝統工芸の紹介など、江戸の雰囲気を伝える展示となりました。
展示に先立つ16日には、山本墨田区長、田中墨田区議会議長とダチ7区長が面会し、今後のさらなる交流に向けたやり取りが行われました。
また16日の夜に、区民を招待して行われた7区主催レセプションでは、ジョジアーヌ・ゴード副区長の挨拶の後に山本区長による展示の紹介が行われ、参加者は区長の説明に熱心に聞き入っていました。中には、「北斎漫画」の複製を手に取って興味深くページをめくる人や、羽子板や屏風、簪、指物といった伝統工芸品の展示に見入る人もおり、日本の伝統に対する強い興味が伝わってきました。
7区のゴード副区長(左から1人目)、山本墨田区長(左から2人目)、田中墨田区議会議長(左から4人目)
ゴード7区副区長や7区民に対して展示の説明を行う山本墨田区長
「北斎漫画」(複製)を興味深く手に取る7区民
伝統工芸の説明パネルを熱心に読む7区民