パリ事務所(クレア・パリ=CLAIR PARIS)は、日本の地方団体のフランスにおける共同窓口として、1990年10月に設置されました。

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パリで福井の草木染を発信

 12月14日と15日、パリのオペラ地区で2回目となる日本文化体験イベント「Instant’ Japan2019」が開催され、大規模なストライキにも関わらず大勢の来場者でにぎわいました。ロココ調の会場は、生け花、苔玉などの日本文化や焼き物、手ぬぐいなどの工芸品、和食や日本酒などを扱う約30のブースで日本一色に染められました。福井の草木染作家石川雅夫氏は、昨年に引き続き、ストールなどの染色体験をとおして「ジャパンブルー」とも呼ばれる藍染の魅力を発信し、販売でも手応えを得ていました。参加者は同氏の実演を熱心に見た後、自らこだわりの一品を作りあげていました。

 

 主催者のInstant’Culture(仏:非営利団体)は、「アニメやアイドル等のポップカルチャーではない本当の日本文化をフランスの人々に広めたい」と昨年からこのイベントを開催しています。12月5日から始まった公共交通機関の大規模ストライキがまだ続いており、アクセス手段がかなり制限されていたことから集客が心配されましたが、2日間で目標を上回る約2,100人が会場を訪れました。

 クレアパリは本イベントの後援に加え、福井市の活動支援として藍染ブースにおける石川氏のワークショップや物販をサポートし、あわせて、ポスターやパンフレットを用いた福井のPRを行いました。ワークショップとして行われたストールや巾着、バンダナへの藍染体験では、染色したい素材を藍に浸す面積や回数を調整することでグラデーションや複雑な模様を作り出すことができるため、参加者は、オリジナルの一品を作りたいと真剣に作業に取り組んでいました。作業時間は一人30分程度ですが、中には1時間程かけて作品を作り込む方もいたほどです。出来上がった作品を受け取った参加者は皆笑顔で、とても満足度の高い体験になっていたようです。

 物販では、昨年好評であったストール(50~90ユーロ)、掛け物(100~250ユーロ)を中心に、ベストや敷布などの作品の販売も行いました。ある来場者によると、フランスでは青色や金色が王様のイメージカラーであり、富を象徴する色として非常に好まれるとのことです。藍染の青を見た来場者は、一様に「すばらしい」、「きれいだ」と足を止めていました。イベント開催日がクリスマス直前であったこともあり、「家族へのプレゼントにしたい」と多くの方が作品を購入していました。

また、親日派の集まるイベントであっただけに、既に東京、大阪、京都、広島などの有名都市への来訪経験がある方が多くいましたが、2度目の訪問として地方都市の情報を求める方も多く、福井のようなまだフランスであまり知られていない都市をPRするにも適した場であったといえます。フランス各地でこのような日本関連イベントが開催されておりますので、自治体PRの絶好の機会となります。クレアパリも可能な限りサポートしますので、こうしたイベントに参加の際はぜひご連絡ください。

イベントホームページ

https://instantjapan.fr/

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イベント会場                       藍染ブース

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石川氏の実演を熱心に見る来場者             作品作りに没頭する参加者

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