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パリ事務所(クレア・パリ=CLAIR PARIS)は、日本の地方団体のフランスにおける共同窓口として、1990年10月に設置されました。

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世界遺産フランス美食文化の殿堂フランス初国際美食館オープン ~2020年秋、日本を初招待国に~

2019年11月26日、パリからTGVで2時間程南東に位置するフランス有数の大都市かつ美食の都リヨンにおいて「Cité Internationale de la Gastronomie de Lyon(リヨン国際美食館)」のオープニング式典が開催されました。

 同美食館は、市内に流れるローヌ川とソーヌ川の間の市内中心部に位置し、17世紀の歴史的建造物であった旧施療院(病院)に5年にわたる改修経て開設されました。ローヌ川沿いからの美しい景観を残すとともに、実用的なキッチンスタジオやタッチスクリーンによる説明、子供向けの体験スペースの設立など充実した設備により、2010年世界無形遺産に登録されたフランスの美食文化、ポールボキューズなど、名だたるシェフを輩出し、ミュシュランの星付きレストランなども多く連ねる美食の都リヨンの歴史や将来の食、世界の食文化等についてクッキングショーや試食、体験型展示等を通じて、楽しみながら学ぶことができます。

さらにこの場所には、同美食館の他、5つ星ホテルや商業施設、レストランなどが入り、新たなリヨンの中心的な複合施設になっています。

オープニング式典では、同館の設立を主導したリヨン市のジェラール・コロン市長やリヨンメトロポールのデビット・キムルフェルド議長をはじめ、数百人もの各界の招待客が開館を祝いました。

コロン市長が式典でも日本を来年の秋に初の招待国とすると紹介したように、2020年10月には、同美食館で最初の名誉招待国である日本をクローズアップした特別展「日本食月間」が、外務省、農林水産省、クレアパリ等の連携のもと予定されています。

クレアパリ事務所では、この「日本食月間」において、毎年パリで開催し好評を得ている地方伝統工芸品の企画展「伝統と先端と~日本の地方の底力~」を例年のパリに加えて、同美食館においても開催する予定です。企画展のテーマは「食」で、出展自治体は、食をテーマとして工芸品の展示、販売、ワークショップなどにより、食文化を通じた地域の魅力を発信することができます。また、外務省が実施する食ブースへの出展により、郷土産品の試食会を行うことも可能です。

現在、「日本食月間」および「伝統と先端と」展に出展する地方公共団体の募集を行っています。「食」を通じた地域の魅力発信、海外販路開拓に向けたプロモーションやテストマーケティングの絶好の機会となりますので、ぜひご活用ください。

(参考)

○企画展「伝統と先端と~日本の地方の底力~」

https://www.clairparis.org/ja/news-jp/news-2019-jp/1345-2019-10-16-12-31-41

○「日本食月間」

https://www.lyon.fr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000188.html 

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リヨン国際美食館外観 (©Métropole de Lyon – Laurence DANIERE)

 

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キッチンスタジオで催されるクッキングショーの様子

 

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世界の食文化の情報発信用に設置されたタッチスクリーン

 

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オープニング式典で祝辞を述べるリヨン市のジェラール・コロン市長

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