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パリ事務所(クレア・パリ=CLAIR PARIS)は、日本の地方団体のフランスにおける共同窓口として、1990年10月に設置されました。

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南仏エクス市にて日仏合同推進委員会開催~第7回日仏自治体交流会議のテーマ等決定

 11月6日(水)、南仏エクサンプロヴァンス市(以下「エクス市」という。)庁舎にて、エクス市を会場とする第7回日仏自治体交流会議(以下「第7回エクス会議」という。)の第1回日仏合同推進委員会が開催されました。

 

 日仏自治体交流会議とは、日仏の姉妹都市関係にある自治体や交流に関心のある自治体の首長等が一堂に会し、両国に共通する行政課題や先進施策等について議論するとともに、両国自治体間における1対1の枠組みを越えた多面的な交流を深める会議です。2008年10月にフランスのナンシー市において第1回会議が開催されて以来、2年毎に日仏交互に開催されています。昨年10月に熊本市にて開催された第6回熊本会議では記念すべき10周年を迎え、過去最多となる日本側35、フランス側17の自治体等が参加し、白熱した議論を繰り広げました。

 今回開催された第1回日仏合同推進委員会では、第6回熊本会議後初めて両国の推進委員会が仏側委員長のゼルカニ=レナール・エクス市副市長、ベールモン・ナンシー市副市長や日本側委員長の大西・熊本市長、小長谷・静岡市副市長らを筆頭に揃い、2020年11月16日(月)から19日(木)にかけ開催される第7回エクス会議に向け、参加する両国自治体にとってより充実した会議を実施するため、具体的な検討を行いました。

 会議では、まず、第7回エクス会議のメインテーマを、日仏が共通し様々な課題の増加、資源の不足に直面しており社会を根底から見直す必要があるとの認識から、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を補助線としながらイノベーションに注目して、「包摂的で持続可能な都市のためのイノベーション(L’innovation au service d’un territoire durable et inclusif)」とすることが決定しました。

 また、来年11月18日(水)午前の全体会では、従来の基調講演に代え、テーマに沿って登壇者がディスカッションを行うラウンドテーブルを、これまでの日仏自治体交流会議を振り返りながら地域の課題を考えるもの、また、社会、技術、組織の多様な観点から持続可能で包摂的な開発について専門家が幅広く議論するものの2つ実施すること、さらに全体会の議論を受けて、午後には両国自治体の首長等が事例発表及び議論を行う分科会を「経済」、「社会」、「環境」の3分野で実施し、それぞれ「どのような持続可能な経済モデルを目指すべきか?(Vers quel modèle économique durable ?)」、「すべての人が尊重される成熟社会(Une société responsable et respectueuse de tous)」、「環境の当事者としての地方自治体(Les collectivités locales acteurs de l’environnement)」を分科会テーマとすることが決定しました。

 さらに、11月17日(火)夜に正式に開会する第7回エクス会議に先立ち日本側自治体の訪問団を対象とし、16日、17日には文化視察、経済視察、プロヴァンス体験プログラムを実施したいという提案がエクス市よりなされ、会議全体の具体的な日程とあわせて了承されたところです。

 このように、第7回エクス会議本番まで残り1年を切り、開催地であるエクス市では日仏両国の自治体を迎える準備が着々と進められています。また、両国の推進委員会も新たな10年の始まりとなる第7回エクス会議を、日仏自治体間の交流をさらに促進し、参加者が知見を共有し、議論を深め、今後の日仏最終宣言を導き出せる場となるように、検討を進めています。

 昨年の第6回熊本会議に参加した自治体からは、「会議だけでなく、その他の機会も通じて様々なフランスの自治体の方々と話し、情報交換、ネットワーキングできたことは非常に有意義」、「分科会で学んだ先進自治体の取組施策をさらに分析し、活用していきたい」、「インバウンド等の対応として、フランスについても検討のきっかけとしたい」といった感想が多く寄せられており、日仏自治体交流会議は日仏交流、また各自治体施策の深化における多くの成果を上げてきています。

 日仏自治体間交流をさらに深めるため、クレアパリは今後も日仏自治体交流会議を全力でサポートしていきます。来年2020年の第7回エクス会議に日本側から現在約20程の自治体が既に関心を表明していますが、より多くの自治体の参加を心よりお待ちしています。

 参加に関心又は質問がある場合は、クレア東京本部交流親善課()又はクレアパリ()にお問合せください。

〇第7回エクス会議のプログラムなど詳細はこちら

エクサンプロヴァンス市のご紹介「Bienvenue à Aix en Provence」

〇第6回熊本会議のご紹介 クレアHP熊本市HP

 

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エクス市マリーズ・ジョワサン=マジニ市長ら日仏代表による合同推進委員会

(左からベールモン・ナンシー市副市長、ゼルカニ=レナール・エクス市副市長、同市長、

   大西・熊本市長、小長谷・静岡市副市長、舩山・クレア常務理事)

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第7回エクス会議の全体会会場(予定)であるCentre des Congrès d'Aix-en-Provence

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