パリ事務所(クレア・パリ=CLAIR PARIS)は、日本の地方団体のフランスにおける共同窓口として、1990年10月に設置されました。

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阿波人形浄瑠璃が仏初4Kデジタル「襖からくり」とともにパリを魅了

 パリ西部にあるユネスコ本部において、9月23日、徳島県各地に伝承され、地域に根付いた国指定無形重要文化財である「阿波人形浄瑠璃」の公演が行われました。

 

 

 人形浄瑠璃の公演に先立ち、「祭囃子」をテーマとした邦楽コンサートが行われ、来場者は琴とバイオリンが織りなす和の音色に酔いしれていました。

 続いて行われた講演会では、本イベントの主催者である一般財団法人本願寺文化振興財団の大谷暢順理事長が、古事記に書かれた古代日本人の生活習慣と「祭」との関係性等について流暢なフランス語で説明しました。また、人形浄瑠璃の舞台背景をからくり仕掛けで変化させる装置である「襖からくり」を4K映像で処理したデジタル作品が海外で初めて公開されるなど、日本人の精神や美的意識に大きな関心を寄せていました。

 本イベントの目玉である阿波人形浄瑠璃の公演では、1体について3人の遣い手で操られる人形の人間味あふれる動作が、各国代表部大使や現地メディア関係者、一般来場者ら約1,100人の目を奪い、「壺阪観音霊験記 壺阪寺の段」が、三味線の伴奏や義太夫の語りに合わせ情緒豊かに演じ上げられると、満席の会場から惜しみのない拍手が贈られました。

 なお、本イベントと並行し、徳島県による観光・物産プロモーションも展開されていたところであり、クレアパリもその活動を支援しました。B to Bを対象としたプロモーションでは、徳島県職員によるプレゼンテーションや動画の放映、「阿波藍」で染められた特産品の展示が行われ、現地メディア関係者などの注目を集めていました。

 また、人形浄瑠璃の公演終了後には、一般来場者を対象に徳島県産の日本酒や梅酒の試飲会が開催されました。複数の銘柄を試飲する方もおり、フランスでの日本酒の浸透に可能性を感じました。

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フランス初公演となった4Kデジタル「襖からくり」との「阿波人形浄瑠璃」の公演

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徳島県職員による観光プレゼンテーションに耳を傾ける参加者

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「阿波藍」で染められた徳島県の特産品

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徳島県産の日本酒を給仕するクレアパリ職員

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試飲会の様子