友好都市が結ぶ日仏宗教対話=世界遺産シャルトル大聖堂と長谷寺の交流
パリ市から列車で1時間程の距離にあるシャルトル市は、今年、奈良県桜井市と友好都市締結30周年を迎えました。
両市の友好関係は、学生によるホームステイ交流や合唱団の相互訪問など市民間交流を中心として、長きに渡り醸成されてきました。
9月2日、シャルトル市において、桜井市に所在する真言宗豊山派の総本山である長谷寺とユネスコ世界文化遺産に登録されているシャルトル大聖堂の異宗教間対話行事が催され、長谷寺の田代弘興化主(けしゅ)らが参加されました。
また桜井市国際交流協会の会員らも同行し、シャルトル市のジャン=ピエール・ゴルジュ市長やパトリック・ジェロデ副市長らに温かく出迎えられました。
今回の渡仏に際して、同寺の僧侶らにより、市内老人ホームで、入居者の健康を願い、読経や和太鼓演奏が披露されたほか、シャルトル大聖堂で祈りの声明が行われました。
友好都市を契機に、多様な主体が交流を行うことで、今後のさらなる友好交流が期待されます。
シャルトル市内 大聖堂はユネスコ世界文化遺産に登録
ゴルジュ市長(左)、ジェロデ副市長(中央)、田代化主(右)
レセプション会場となった市庁舎にて記念撮影
市内老人ホームでの和太鼓演奏の様子