パリ事務所(クレア・パリ=CLAIR PARIS)は、日本の地方団体のフランスにおける共同窓口として、1990年10月に設置されました。

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芸術とファッションの都「パリ」で富士吉田市の生地を使用したバレエ衣装を披露!(富士吉田市)

富士吉田市(富士吉田市ホストタウン推進事業実行委員会)

素晴らしい出会いがプロジェクトを成功に!

 ジャポニスム2018公式企画「伝統と先端と-日本の地方の底力-」に、2019年8月に山梨県で予定されているパリ・オペラ座バレエ団所属ダンサーをはじめとする、国際的なダンサーによるバレエ公演での衣装を展示・披露しました。この衣装は、1000年以上の歴史を持つ日本の織物産地である富士吉田市の生地を使用して制作したものです。3日間の企画イベントでは、約1000人の方にご来場いただきました。また、2月5日に開催された「公式レセプション」においては、木寺昌人在フランス日本大使をはじめ多くの関係者にご覧いただくことができました。

 このプロジェクトは、2年前に、アートディレクターであり、アルファ・リブラ社(ALFA LIBRA)の創業者であるフレデリック・フォンタン氏(Frédéric FONTAN)との素晴らしい出会いからスタートしました。世界中でバレエ公演を展開するフォンタン氏は、アジアにおいて既にその実績があり、日本公演も視野に入れていました。そんな折、日本の山梨を訪れ、富士吉田市の生地を見ていただく機会を得ました。

 もう一つの素晴らしい出会いは、今回デザインを担当していただいたアニエス・ルテステュ氏(Agnès LETESTU)です。彼女はパリ・オペラ座バレエ団所属のエトワールとして、パリ・オペラ座をはじめ世界の権威ある劇場を舞台に長きにわたり活躍し、「20世紀で最も偉大なバレリーナの一人」と言われ、フランス芸術文化勲章を授与されるなど素晴らしい実績をもつ著名なダンサーであります。また、現在はダンサー兼衣装デザイナーとして活躍しています。

 そのような方々との奇跡とも言える出会いが、今回の大変素晴らしい展示・披露につながったものと考えております。

日本の伝統技術とフランスの文化との融合!

 富士吉田市を含む山梨県の織物は、西暦967年に延喜式(えんぎしき)に掲載されるなど1000年以上の歴史があります。細い糸で繊細な絵柄を織り上げる高い技術は、現在も世界の高級ブランドにも採用されています。

 一方、フランスにおけるバレエは、400年以上の歴史があり、パリ・オペラ座に代表されるバレエ団は世界最高峰の1つであると聞いております。

 今回のプロジェクトは、フォンタン氏とルテステュ氏の素晴らしい仕事により、日本の伝統技術である「織物」とフランスの文化を代表する「バレエ」を見事に融合させました。2人には心より敬意と感謝を申し上げます。

多くのフランス人に高い技術を実感していただいた!

 当日は、バレエ衣装の展示以外に、富士吉田市の生地の素晴らしさや高い技術を実感していただくため、葛飾北斎の富嶽三十六景の絵柄を絹で繊細に織り上げた布を使用して「くるみボタン」に仕上げるワークショップを行いました。これも大変な人気となり期間中900人を超える方々に体験していただきました。

 また、この機会に本産地の高い品質を実感していただくために、ネクタイやストール、傘などの製品を展示し、多くの人々にご覧いただくことができました。

 芸術とファッションの都「パリ」で、富士吉田市の生地を使用したバレエ衣装を披露することが出来たことを契機に、当産地の認知を国内外に高め、今後の販路拡大を目指したいと思います。

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左:フレデリック・フォンタン氏・右:アニエス・ルテステュ氏

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         バレエ衣装展示

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         プロダクト展示

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  「くるみボタン」に仕上げるワークショップ