京都・パリ友情盟約締結60周年記念事業(京都市)
本市とパリ市は,1958年に日仏間で初めてとなる姉妹都市提携として友情盟約を締結しました。それ以降,文化,芸術,スポーツ等多彩な分野での交流を深め,その交流が京都の文化にも影響を与えるとともに,まちづくりにも活かされてきました。
現在,京都にはフランス総領事館をはじめ,フランス政府関係機関や教育機関が数多く存在しています。また,8年前の総領事館の京都移転をきっかけに,パリの白夜祭に合わせて開催した現代アートの祭典「ニュイ・ブランシュKYOTO」は,以降毎年開催されるなど,京都とパリの友情を一層深めるイベントとして多くの市民の皆様に親しまれています。
本年,京都・パリ友情盟約締結60周年を迎え,パリ市庁舎での記念式典への出席など,京都市長,京都市会議長を中心とする京都市代表団が6月18日から22日までパリを訪問しました。
パリ滞在初日には,門川大作京都市長と寺田一博市会議長がアンヌ・イダルゴ市長とひざを交えて両市の友好関係の一層の深化や,環境分野,持続可能な都市づくりなど,共通課題の解決に向けた交流・協力の継続等について意見を交わしました。そして,意見交換した内容を政策協定の合意文書にして,両市長及び京都市会議長による署名を行いました。
その日の夕刻には,ベルサイユ宮殿を思わせるような歴史と伝統ある素晴らしい建物であるパリ市庁舎において記念式典を開催し,国内外で活躍されるコシノジュンコ氏のプロデュースによるショー「能とファッション」を披露しました。このショーは大変圧巻で,出席されたパリの方からも「感動した」「素晴らしかった」と感嘆の声があがっていました。
レセプションでは,京都から参加した太鼓会による演奏をはじめ,天ぷらや日本酒など食の提供を通して,京都,日本の文化を紹介しました。文化を通じて,京都とパリが一つになった瞬間でした。
そのほか,パリ訪問中には,ビジネス交流や両市の動物園の交流・協力,子どもたちの絵画を通じた交流などにより,様々な分野での京都とパリの関係を深めました。
今回の訪問を通して,京都とパリの絆の強さを改めて感じるとともに,この絆を次世代に繋いでいくことを改めて決意したところです。
今秋には,京都市内で60周年記念事業を展開してまいります。
この節目を機に,京都とパリ,日本とフランスが育んできた友好関係を更に深められるよう,市民の皆様と共に取り組んでいきたいと考えております。
署名した政策協定 |
京都・パリ友情盟約締結60周年記念式典 |
ファッションショーの様子 |
キッズゲルニカ展覧会 |
レセプションの様子 |