名古屋市・ランス市 姉妹都市提携調印式開催
5月5日、ランス市役所において、名古屋市とランス市との姉妹都市提携調印式が行われました。昨年10月、名古屋市でも行われましたが、このたび、ランス市にて姉妹都市提携調印式が行われることとなりました。
ランス市はパリからTGVで約45分の距離にある人口約18万人のフランス北東部シャンパーニュ地方の中心都市です。歴代のフランス国王が戴冠式を行ったノートルダム大聖堂など、3つの歴史的建造物が世界文化遺産として登録されており、観光客も多く訪れます。シャンパンの生産地としても知られており、市内の多くのシャンパンメーカーがカーヴの見学を受け入れています。
この姉妹都市提携は2013年10月に名古屋市美術館とランス市美術館が、所蔵品の相互貸し出しなどを定めた友好提携に関する覚書を締結したことから始まりました。この覚書に基づき、ランス市美術館所蔵の藤田嗣治の作品を名古屋市美術館に貸与し、特別展の開催などを行いました。今回、戦災で大きな被害を受け、復興した記憶を共有する都市として、文化交流をより幅広い分野へ発展させるため、姉妹都市提携を結ぶことになりました。
ランス市役所における調印式では、河村たかし名古屋市長とアルノー・ロビネ ランス市長がそれぞれ姉妹都市宣言に署名を行いました。
河村市長が「名古屋市は日本一子どもを応援する街であり、名古屋の子どもとランスの子どもが立派に育っていくよう協力していく。大いに楽しみながらこの交流を永遠に続けていきたい。」とあいさつをしました。また、アルノー・ロビネ市長は「経済面、観光面、学術面、スポーツ関連等においても両都市の交流の動きが進んでいる。今後も両都市の交流がますます発展していくことを願っている。」と述べられました。
調印した姉妹都市宣言を掲げるアルノー・ロビネ ランス市長(左)、河村たかし名古屋市長(右)