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パリ事務所(クレア・パリ=CLAIR PARIS)は、日本の地方団体のフランスにおける共同窓口として、1990年10月に設置されました。

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トゥール市のJapan Tours Festival

2月19日~21日、第2回となる「Japan Tours Festival」が、フランス中部トゥール市駅前のVinci(ヴァンシ)国際会議場で開催されました。

 

 アニメなどのポップカルチャーを中心とした日本文化を紹介するイベントで、今年は昨年を上回る、3日間で約16,000人の来場者がありました。会場には数え切れないほどの“コスプレイヤー”が集結し、思い思いにお祭りを盛り上げていました。また、伝統文化にもフォーカスが当てられており、京都市の一般財団法人「忠三郎狂言会」の公演では、多くのフランス人が初めて触れる狂言の世界に引き込まれていました。

クレアパリ事務所は、トゥール市役所と連携し、同市ブースの一部を借りて日本各地の観光パンフレットやポスター、くまモンのぬいぐるみなどを設置。同市と姉妹都市である高松市から派遣の職員が、高松など地方都市の魅力を来場者にPRしました。日本で何を観るべきか? 英語は通じるか? といった質問や、「東京、京都は知っているが他の地域は知らない。フランス語のパンフレットはありがたい」「フランスでもパリと地方では全く違う。せっかく日本に行くなら地方を見たい」などのコメントがあり、用意した観光パンフレットは3日目にはほとんど無くなってしまうほどでした。
他国同様、訪日観光客数が増加の一途をたどるフランスでは、リピーターや周遊指向の日本ファンに向けた「東京・京都(ゴールデンルート)以外の日本」が求められている、と改めて実感されました。

 

JTF

写真: (左) 会場前には長い行列が (右) くまモンとコスプレイヤー