第16回 Japan Expo
欧州最大の日本文化の祭典・ジャパンエキスポ。第16回となる今回は、7月2日(木)~5日(日)の4日間、パリ北方シャルルドゴール空港近くのノールヴィルパント展示場で開催されました。
今年も、観光庁・自治体がブースを出展し、フランスはじめ欧州の日本ファンに向けたインバウンドや地域プロモーションの機会として積極的なPR活動を行いました。
2年連続の出展となった鳥取県のブースでは、フランスの芸術文化勲章シュヴァリエを受賞している鳥取市出身の漫画家、谷口ジロー氏の作品を中心として展開。4日には特設ステージなどで、平井伸治知事による、やはり鳥取と縁の深い「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎・「名探偵コナン」のコナン君とコラボしたトップセールスがありました。
元クレアニューヨーク事務所長でもある平井知事は、フランス語でのPRを行い、観客席を埋めた若者の心を見事につかんでいました。
また、第16回の「招待都市」に選ばれた高松市は、主催者による同市のパネル展示を活用する形で初めてブース出展し、観光・物産をPR。2013年から同市で勤務しているCIR(国際交流員)がお遍路姿に扮し、市の特産である松盆栽から直島に代表される現代アートまで、「Ville des Arts(アートの街)」を来場者にアピールしました。
今年も24万7千人(主催者発表)という他に類を見ない数の日本ファンを集めたジャパンエキスポ。「まんが」「食」「アート」など、参加したどの自治体も来場者の興味をうまく引き出すような切り口を考えて地域資源をPRしていました。
写真:平井鳥取県知事・鬼太郎・コナン君などによる特設ステージ