マルセイユでJAPAN EXPO SUDが開催
3月6日(金)から8日(日)まで、南仏の中心都市マルセイユで、ポップカルチャーの見本市「JAPAN EXPO SUD」が開催されました。毎年夏にパリで開かれるJAPAN EXPOの南仏版として2009年から開催されているもので、今年で6回目。前回2013年の開催時は4万5,000人の来場者を記録し、南仏最大の日本文化イベントとなっています。
今回、自治体関連の展示では、マルセイユ市と姉妹都市関係にある神戸市を紹介するポスターが展示されたほか、マルセイユ市の提供により日本風の庭園も設置され、人気の写真撮影スポットとなっていました。
会場ではマンガ、アニメなどのポップカルチャー関連の展示や物販ブースが数多く並びましたが、合気道や剣道などの武道体験ブースも設置され、在マルセイユ総領事館による、書道や百人一首などの文化体験コーナーも展開されるなど、日本文化を総合的に紹介する取り組みにも力が入っていました。
また東日本大震災からの復興を支援するため、デザイナーの高田賢三氏が代表となり立ち上げた「おきあがりこぼしプロジェクト」による、漫画家やアーティストが絵付けした「おきあがりこぼし」の展示もありました。
会場は連日、コスプレをした若者や家族連れの来場者で賑わい、ポップカルチャーをはじめとする日本文化人気の盛り上がりは、パリだけでなくフランス全土に及んでいることが実感されました。
パンフレット等で神戸市を紹介
かるた(百人一首)体験コーナー
マルセイユ市による日本風庭園
著名なアーティストの絵付けによる「おきあがりこぼし」