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パリ事務所(クレア・パリ=CLAIR PARIS)は、日本の地方団体のフランスにおける共同窓口として、1990年10月に設置されました。

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サンタが走る CORRIDA DE NOËL

クリスマスシーズンたけなわの12月14日、イッシー=レ=ムリノー市(Issy-les-Moulineaux、以下イッシー市)で、ミニマラソン大会「コリダ・ド・ノエル(意味:クリスマス競走)」が開催されました。

イッシー市はパリの南に隣接し、人口約65,000 人。IT 分野の取組みで世界的にも知られ、パリのベッドタウン機能の他、コカ・コーラ社やマイクロソフト社のフランス本社が置かれる大規模オフィス街も有する自治体です。2012年には千葉県市川市とパートナーシティ協定を締結し、交流が行われています。
公式ホームページによると、1977年にスタートし、今回で38回目を迎えるこの大会は、ブラジルのサンパウロで1925年から毎年大晦日に開催されている「サン・シルベストレ国際マラソン」をモデルとしており、そのため「コリダ(競走)」というポルトガル語をネーミングにそのまま用いているそうです。
当日は降雨こそなかったものの、濃い霧に覆われた寒い朝となりました。子ども向け1.5kmから10kmまでの6つのレースに、18,253人が参加。そのうち5,000人以上がサンタクロースのコスチュームを着て走るのがこの大会の最大の特徴になっています。紅白の衣装に身を包んだ老若男女がイッシー市を駆け巡る光景は、壮観のひと言。中にはノースリーブ&ミニスカートのサンタ(寒そう!)や、トナカイにツリー、なぜか恐竜まで、参加者それぞれが思い思いに楽しんでいる様子が伝わってきました。
心臓病や献血に関する慈善団体等への援助も、大会の重要な目的になっており、自治体が取り組む地域に根付いた市民イベントとして、来年以降もますますの発展が期待されます。

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