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パリ事務所(クレア・パリ=CLAIR PARIS)は、日本の地方団体のフランスにおける共同窓口として、1990年10月に設置されました。

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岩手県、フランスで力強く復興発信

11月7日(金)、パリ日本文化会館にて、達増拓也(たっそたくや)岩手県知事の主催で、岩手県への復興支援に尽力いただいた欧州在住の方々に深い感謝を伝え、復興に向けて立ちあがる岩手県の姿を発信する、「『つながり』に感謝~東日本大震災津波岩手県復興報告会~」が開催されました。

当日、知事は復興支援への感謝を述べられるとともに、「岩手県は震災前の姿に戻るのでなく、それを超えた未来を目指していく」と表明されました。
また、震災後に岩手県での所蔵品の巡回展を実施し、現地高校生などへのワークショップを継続して開催しているルーヴル美術館のアンヌ=ロール・ベアトリックス局長からのスピーチ、そして被災地を何度も訪れ、演奏で被災者を励ましてきたヴァイオリニスト、イヴリー・ギトリス氏からのスピーチが行われました。
さらに、県立岩泉高校の17名の生徒たちが地元に天保時代より伝わるといわる郷土芸能中野七頭舞(なかのななずまい)の披露や、岩手県の地酒や餅などの日本食が振舞われました。

イベントには、フランスをはじめ、ヨーロッパ各国の関係者など250名の招待者が来場し、大盛況となりました。
来場者からは、「このような大災害からの復興の取組は、世界の模範となり得る。ぜひ前向きに続けてほしい。」「復興への強い意思を感じさせる高校生たちのダイナミックな踊りに感動した。」などの声があがりました。

クレアパリ事務所からは、通訳者の紹介及びJETAAをイベント人員として斡旋するなどのお手伝い、またイベントに併せて来仏した岩泉高校の生徒さんたちとフランスの高校生の交流支援をさせていただきました。
今後も引き続き、震災を風化させぬため、そして東北の復興を応援するため、フランスから積極的に情報発信を行っていきます。

iwatemcjp 中野七頭舞を披露する岩泉高校の生徒たち

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