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新潟・ナント 姉妹都市提携15周年を迎えて

新潟市国際課

新潟とナントの交流は、1991年、本市で新潟・フランス協会が発足するにあたり、在日フランス大使館より交流相手としてナント市のアトランティック・ジャポン協会を紹介されたことから始まりました。市内を流れる川がある港町であること、首都から高速鉄道で2時間の地方都市であること、魚介類やお酒に代表される魅力ある食文化を誇るまちであることなど、多くの共通点を有する両市は、両協会の活動を中心に約20年間にわたり草の根交流を重ね、2009年に姉妹都市となりました。以降、文化を中心とした様々な分野で交流を深めてきました。

姉妹都市提携15周年を迎えた本年(2024年)9月、新潟市代表団と新潟・フランス協会がナント市を訪問し、市民参加型の2つの15周年記念イベントを開催しました。

一つは、新潟市とナント市の共催による食イベント「新潟の食堂」です。このイベントは、新潟、ナントのミシュランシェフが、両市の食材を用いたコラボメニューを考案し、お手頃な15€で提供するというものです。本市からは市内産コシヒカリを持参し、しょうがごはんを提供したほか、本市の日本酒、ほうじ茶もご堪能いただきました。昼・夜合わせて480食を用意したものの、チケットはわずか2分で売り切れという盛況ぶりで、来場された様々な年代の方から多くの好評の声をいただきました。また、イベントに従事した両市のシェフとスタッフの間にも絆が生まれました。

もう一つは、新潟・フランス協会とアトランティック・ジャポン協会が、ナント市ヴェルサイユ島の日本庭園で開催した「ナント新潟茶会」です。お茶を楽しむ茶席のほか、参加者が実際にお茶を点てる体験席も設けられました。会場の外では、ナント市の日本文化団体によるよさこいパフォーマンスや着物体験なども行われ、参加者はまさに日本文化一色の一日を満喫しました。

滞在中、ナント市役所で開かれた15周年祝賀レセプションでは、両市、両協会の関係者とナント市民がこれまでの歩みを振り返り、今後の交流促進に向けた更なる連携を確認しました。

11月には、ナント市から新潟市に代表団をお迎えし、本市でも、長年交流に携わってきた多くの新潟市民とともに、15周年を祝いました。

両市は今後、食文化交流に加え、青少年交流を活性化させていく予定です。今後も両市、市民が一丸となって相互理解を深め、幅広いテーマにおける交流の更なる拡大に向け取り組んでいきます。

 

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Crédits photo : Nantes Métropole - Garance Wester
Crédits photo : Nantes Métropole - Garance Wester
Crédits photo : Nantes Métropole - Garance