パリ事務所(クレア・パリ=CLAIR PARIS)は、日本の地方団体のフランスにおける共同窓口として、1990年10月に設置されました。

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地方出展から感じる日本ブーム~ムードン日本祭り~

9月23日(土)~24日(日)にムードン市でRencondres du soleil levant - Nippon Matsuri - が開催されました。ムードン市はパリ市中心地から電車で1時間ほどの街です。フランスでの日本への関心が高まっていることを背景にムードン市で日本祭りが初めて開催されました。

実際、訪日需要も高まっており、2017年8月待つ時点のフランス人訪日者数は184,000人で2016年8月末時点と日アックして6.2%増加しています。パリではJapan Expoをはじめとし、多くの日本関連イベントが開催されています。パリだけでなく、フランスの地方都市で日本がどのように伝わっているのか紹介します。

Rencontres du soleil levant- Nippon Matsuri- とは

ムードン市で初めて開催された日本祭りはムードン市と非営利団体Le murmure(る・みゅるみゅる)が協力して開催されました。会場はムードン市にあるL’Orangerie Du Domaine National de Meudonという城跡でした。《活きた現代日本》の食、工芸品、音楽、日本舞踊、写真など様々な日本文化が紹介され、2日間で約4,000名の来場がありました。日本の地方自治体関連では、広島県の日本酒の試飲・販売及び広島県・島根県・沖縄県の観光紹介が行われました。

《出展者(一部抜粋)》

  • 展示及び販売:写真、絵画、アクセサリー、伝統工芸品、衣類(着物)
  • アトリエ:折り紙、着付け(浴衣)、習字、ネイルアート
  • 試食(試飲)及び販売:日本酒、日本産ウィスキー、調味料
  • 食:ラーメン、うどん、おにぎり、やきそば、餅、どら焼
  • コンサート

 

来場者の感想から

当初、ムードン市はパリ市近郊ということもあり、日本の情報は入手しやすい環境にあるのではないかと考えていました。実際に食品・伝統工芸品関連などの販売はパリ市内に店舗を構える会社が多く出展していました。パリ市内でも購入できるものでしたが、このイベントを機会にパリ近郊の人にも店舗を知ってもらいたいと考えているようでした。日本酒の販売では、10銘柄近くの日本酒を販売しました。パリ市では、多くの銘柄を販売する店舗が存在しますが、ムードン市にはそのような店舗はないため、複数銘柄の日本酒を購入するフランス人も見受けられました。パリ市近郊といえども、日本に触れる機会はパリ市と比較すると少ないという印象を受けました。
一方、観光情報については、「次回、日本に旅行するからおすすめの場所を教えて!」、「次回日本に行くときには、沖縄に行こうと思っている。」などと言った具体的な声を聞くことができました。地方の観光イベントに出展をすると、「日本までの飛行時間は?」、「日本に行くのにビザは必要?」といった基本的な質問をされることもあります。今回の来場者は基本的な旅行情報は、すでに入手している様子で、そのあたりはパリ市で開催される観光イベントと類似していると感じました。

地方出展のメリット

地方出展のメリットを2点紹介します。1点目は、来場者のファーストコンタクトになれるということ、2点目は、価格面のメリットです。インターネットで様々な情報を入手できる時代ですが、地方ではまだまだ日本が知られていないと思います。地方イベントの場合、自治体が観光情報などを発信するブースが極端に少ないため、出展すると訪日意欲のある来場者が必ず訪れます。来場者のファーストコンタクトになれれば、来場者の記憶にも断然残るのではないでしょうか。
2点目の価格面のメリットは、パリ市内で開催されるイベントと比較すると、地方で開催されるイベントのほうが出展料は安くなります。来場者数はパリ市内で開催されるイベントのほうが多いため、一概に比較はできませんが、気軽に出展できるイベントは地方都市の方が多くあるように感じます。

フランス国内の地方都市におけるイベントへの出展について興味がある自治体はお気軽にクレアパリにお尋ねください。

 

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 イベントで披露された盆踊りの様子  日本酒の試飲及び販売
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会場の様子