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第13回企画展をパリ・ナントで開催しました

クレアパリ事務所では、日本各地の伝統工芸品や伝統産業技術に焦点を当て、日本の地方が持つ魅力を広く発信する企画展「『伝統と先端と』~日本の地方の底力~」を今年も開催しました。本企画展は13回目を迎え、パリとナントの2都市で実施しました。
出展のテーマは「衣食住」で、日々の生活で使用できるものを中心に、日本の匠の技が光る出展品を揃えました。今回は全国20自治体から約300点を出品し、日本の地域の多彩な魅力を紹介しました。

この企画展は、フランスの方々に日本の伝統工芸品を見て、実際に手に取り触れることで日本文化に親しんでいただくと同時に、出店者にとっては展示・販売を通じてテストマーケティングを行うことができる場となっています。来場者から商品の色、大きさ、形状などについて直接意見を聞き取り、そのフィードバックを出展者へ届けることで商品改良の参考にしていただいています。

ナント展では、ハンドメイドを中心とした展示会「Creativa NANTES」内にブースを設置し、製品約180点を出品しました。この展覧会は女性の来場者が多いことから、特に伝統工芸をモダンにアレンジしたアクセサリー類が人気を集め、「日本らしい製品で気に入った」「製品はかわいらしく、クリスマスの家族への贈り物にふさわしい」という声も聞かれました。また、同展覧会の今年のテーマは「日本」であり、他のブースでも日本にちなんだ商品が多数展示・販売されており、多くの日本ファンの方が訪れ、終日賑わいを見せていました。

Exposition à Nantes

パリ展では11月中旬から下旬にかけての開催で、今年もクリスマスシーズンに近いこともあり、プレゼントを求める来場者が多く、自分用だけでなく家族や友人への贈り物として商品を購入される姿が多く見受けられました。来場者からは「家族へのプレゼントにふさわしい商品が見つかった」「昨年この企画展で購入した商品が気に入ったので、今年もまた来た。開催を楽しみにしていた」といった声をいただきました。本企画展は、フランスの方々の間で着実に認知が広がりつつあります。

また、同会場では、日本の伝統工芸を体験できる「江戸押絵丸形小箱(Technique décorative d’Edo : oshi-e )製作体験」「金継ぎアクセサリー( Bijou à partir de céramique de Tamba en kintsugi )製作体験」などのワークショップや、職人の技を実際に見ることができる「縁付金箔のうつし仕事( L’art du transfert de feuille d’or entsuke )実演」も開催しました。参加者の皆さまは講師のお話に真剣に耳を傾け、次々と質問を行うなど、終始熱心な姿が印象的でした。

日本の伝統産業は、生産額や職人数が減少傾向にありますが、海外市場に目を向ける事業者の方が増えてきている印象を受けます。本企画展への出展を通じて、商品改良や新たな販路開拓のヒントを得るケースも増加しています。また、職人たちにとっても、このような場は自身の技術や作品への自信を深める契機となっています。クレアパリ事務所では、日本の伝統工芸がフランス、またヨーロッパにおいてさらなる飛躍を遂げられるよう、今後も支援を続けてまいります。

Exposition à Paris (MCJP)
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