マルセイユにおける日本の浸透
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2025年10月4日から5日にかけて、マルセイユのボレリー公園では「マルセイユ秋祭り」が開催されました。会場には朝から大勢の来場者が訪れており、在マルセイユ日本総領事館開設150周年記念の年である今年は、なんと過去最高である1万6400人の来場者数を記録したそうです。そのような状況もあり、両日ともに会場の外では長蛇の列ができており、入場を心待ちにしている来場者の様子が見受けられました。
今年で13回目を迎えるこの秋祭りの会場には、将棋体験や折り紙のワークショップなど20のブースが並び、メインステージでは盆踊りや狂言などが披露されました。そこでは来場者も一緒になって盆踊りを踊ったり、狂言の発声法にチャレンジする場面も見られました。その他のエリアでは剣道や柔道といった武道のパフォーマンスのほか、着物の説明も来場者の関心を引いており、老若男女問わず、それぞれが日本文化を楽しんでいました。また、飲食エリアでは日本食の屋台が並び、会場内は日本一色に染まっていました。
クレアパリ事務所もブースを出展し、地方自治体のパンフレットの配布や日本酒の試飲を通じて日本各地の魅力を発信しました。試飲では、秋田県、岐阜県、石川県、福井県、奈良県、山口県、佐賀県など、日本の様々な地域のお酒を振る舞いました。日本酒を「アルコール度数が40%程度の強いお酒」という認識でいる人も一定数いましたが、実際に試飲してみると、「白ワインみたいで飲みやすい」「どこのお店で購入できますか」と日本酒に興味を持つ来場者が多くいました。後日購入するために日本酒のラベルを写真に撮ったり、瓶を持ち帰りたいと言う来場者も見られました。「日本酒は何から出来ているのか」「食前、食後、いつ飲むものか」といった質問も多く寄せられ、配布した日本酒のパンフレットも大盛況でした。
ブースを訪れる来場者の中には今後日本旅行を予定している人も多く、試飲した日本酒の産地を交えた観光ルートを提案すると、とても満足した表情を浮かべていました。また、「自然が多くて落ち着ける場所が良い」「観光客が知らないおすすめの地域はありますか」といった、東京や京都などのいわゆるゴールデンルート以外の地域を求める来場者も少なくありませんでした。
両日ともにクレアブースには多くの来場者が訪問し、用意したパンフレットや日本酒は瞬く間に無くなりました。今回のイベントを通して、フランス人の日本への高い関心を感じることができ、たいへん嬉しく思いました。