クレアは、地域における国際化を推進するための日本の地方自治体の共同組織として、1988年7月に設立されました。東京に事務局・本部を置き、7つの海外事務所(ニューヨーク、ロンドン、パリ、シンガポール、ソウル、シドニー、北京)を持っています。海外から語学指導助手や国際交流員を日本の地方自治体に招聘するJETプログラムや、日本の地方自治体の国際交流活動への補助金、自治体職員向け研修、海外の地方自治体との交流事業、海外事務所の活動などを通じ日本の地方自治体の海外活動の支援や、諸外国の地域活性化に関する情報収集、さらには日本の地方自治制度を世界へ発信するなど、日本の地方自治体と世界各国の架け橋として活動しています。(クレア本部の事業について詳しくは
こちら(本部HP)をご覧ください。)
クレアパリは、フランスにおける海外拠点として1990年にパリに開設されました。
フランスのほか、ベルギー、ルクセンブルグ、スイス、イタリア、スペイン、ポルトガル及びモナコを所管し、日本の地方自治体関係者の海外での活動の支援や海外と日本の地方自治体間の国際交流の推進を図るとともに、所管各国の地方自治に関する調査研究活動や日本の地方自治制度等に関する情報の海外の地方自治関係者への提供などを行っています。
クレアパリの使命は、フランスを拠点として日本の地方自治体の国際的な価値を高めることです。
姉妹都市交流や日仏自治体交流会議などに代表される日本とフランスをはじめとする所管国との二国間での交流もさることながら、クレアパリが所在するパリではSIAL ParisやMaison & Objet、Japan Expoなどの世界最大級・ヨーロッパ最大級と称される展示会や展覧会が定期的に開かれ、日本の地方自治体が出展する機会が多くあります。また、フランスには国際連合教育科学文化機関(UNESCO、本部パリ)や経済協力開発機構(OECD、本部パリ)、欧州評議会(本部ストラスブール)などの国際機関の本部があり、日本の地方自治体がそれらの国際機関にかかる活動を実施する機会や、世界の都市が参加する国際会議に日本の地方自治体関係者が参加する機会もあります。
クレアパリでは、これらの国際舞台で日本の地方自治体が活躍できるよう、日本の地方自治体への活動支援や、フランスでの人と組織のネットワーク構築、ノウハウの蓄積に取り組んでいます。