パリ事務所(クレア・パリ=CLAIR PARIS)は、日本の地方団体のフランスにおける共同窓口として、1990年10月に設置されました。

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フランスJET 30周年記念講演会 「わが創作の源:松本零士先生のフランス・日本」開催

2018年は日仏友好160年にあたるとともに、フランスにおけるJETプログラム事業が30周年を迎える年です。このことを記念し、JETAA FRANCEは6月7日(木)に、パリ日本文化会館(MCJP)において、今年80歳になられた漫画家の松本零士先生を迎え、記念講演会(在仏日本国大使館及びクレアパリ後援)を開催しました。

松本先生は日本を代表するSF漫画家として知られており、代表作には『銀河鉄道999』、『宇宙戦艦ヤマト』、『宇宙海賊キャプテンハーロック(仏題:"Capitaine Albator")』などがあります。フランスでも世代を超えて絶大な人気を誇り、フランスの若者がJETを志す契機の一つになるなど、大きな影響力があります。

講演会では、木寺昌人在仏日本国大使の挨拶に続き、JETプログラムOBであるフロラン・ゴルジュ氏をモデレーターに、漫画家になることを決断するに至る、フランス軍人の指導を受けた陸軍航空隊の父親の影響、幼年期から高校生までの半生や、自身の作品がジュリアン・デュヴィヴィエ監督のフランス映画『Marianne de ma jeunesse(邦題:わが青春のマリアンヌ)』の影響を受けたことなど、フランスと深く関わる松本先生の創作の源について語っていただきました。講演会の終盤では、松本先生が壇上でフランスで一番有名な『宇宙海賊キャプテンハーロック』の主人公「ハーロック」を描き、その様子に来場者から熱い視線が注がれていました。

チケットの予約開始日に満席となる盛況ぶりで、当日は約300人が来場し、講演会終了の際にはMCJPの講演では初めてという満場総立ちのスタンディングオベーションが贈られました。

今回モデレーターを務めたフロラン・ゴルジュ氏はかつてJETプログラムで新潟市のCIR(国際交流員)(2001~2004年)として活躍し、帰国後はゲーム関係の出版社を設立し、現在もアニメのTV局のプロデューサーなどを勤めています。

フランスにおけるJETプログラム参加者のOB・OG組織であるJETAA FRANCEは、日本文化を紹介するイベントを毎年企画しており、JET プログラム終了後も日仏交流の懸け橋として活動しています。クレアパリ事務所は、今後もJETAA FRANCEと連携をしながらフランスでのJETプログラム事業の発展を支援していきます。

講演会の動画はこちらからご覧いただけます。

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講演をするフロラン・ゴルジュ氏(左)と松本零士先生(右)

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描画パフォーマンスで「ハーロック」を描く松本先生(中央)