第7回『「伝統と先端と」~日本の地方の底力~』展の開催について
【展示】
日本列島各地の伝統工芸は、モノを芸術の域まで高める「ものづくり」の価値観を原点としています。今日でも、伝統工芸品の優美なデザイン、繊細な手作業、そしてその高い完成度は日本人の日常生活を豊かなものにしてくれます。
本展では、日本人の生活に欠かせない三つの要素「衣・食・住」の観点から、紹介される品を実際に手に取ってご覧になれます。また、職人の手によって現代まで受け継がれる全17地域の技を昨年にも増した展示内容で実施し、会場では、これらの作品が販売されます。17自治体からやってくる工芸品の数々、そして様々な実演やワークショップを通して披露される職人の熱意・技術を、ぜひご覧ください。
■主 催:一般財団法人 自治体国際化協会パリ事務所
■開催期間:2020年1月21(火)~2月1日(土)
■実施会場:パリ日本文化会館(101 bis quai Branly 75015 Paris)
https://www.mcjp.fr/fr/agenda/synergies-entre-tradition-et-modernite_1
■参加団体:青森県、鶴岡市、新潟県、富山県、金沢市、福井市、山梨県、富士川町、
長野県、高山市、名古屋市、京都府、浜田市、倉敷市、福岡県、久留米市、熊本市
※展示・販売:17自治体、企画イベント:6自治体が参加。
【ワークショップ】
予約(1月7日(火)受付開始):www.mcjp.fr
「畳縁と真田紐」
日時:1月24日(金)14時半~16時
会場: 教室1
参加費:20€
内容:「畳縁」は、畳表を保護する綿・麻糸等でできた畳の縁飾りです。畳縁は、倉敷の特産で、昔は、貴族、武士などの身分により、用いる色柄が限られました。「真田紐」は綿や絹の糸から織られた日本の伝統的な紐です。その丈夫さと豊富な色・柄のため、茶道具の桐箱を結んだり、刀を留めたり、帯締め(帯を留めるための紐)など、様々な用途に用いられます。このワークショップでは、様々な色柄の畳縁と真田紐を使ったカードケース作りを行います。10歳以上対象。仏語で実施。
「ミニ畳」
日時:1月24日(金)17時半~18時半
会場: 教室1
参加費:10€
内容:倉敷は古くから、日本の住居には必ずある畳と、その材料である「い草」の一大産地です。ワークショップでは、産地ならではの技術を気軽に楽しんで、小さい畳を作ります。ミニ畳は花瓶や、鍵・アクセサリーなどを置くために使えます。畳の縁は日本ならではの豊富な柄や色の織物「畳縁」で飾り、自分だけのオリジナル「畳」が作れます。7歳以上対象。仏語で実施。
【実演】
展示会場の横では、職人による実演を行います。モノづくりへの情熱、匠の技を間近でご覧いただけます。
◇博多織(福岡県)
1 月21 日(火)~24 日(金) 13 時~17 時30分
1 月29 日(水)~30 日(木) 13 時~17 時30分
◇三方の製作(名古屋市)
1 月21 日(火)~24 日(金) 13 時~17 時30分
◇組子の実演(長野県)
1 月21 日(火)~24 日(金) 13 時~17 時30分
※1 月21 日(火)~24 日(金) 13 時~17 時30分の間、博多織、三方の製作、組子の実演が交代で行われます。
◇高岡銅器(富山県)
1 月25 日(土)13 時~18 時
◇越中和紙(富山県)
1 月25 日(土)13 時~18 時
◇高岡漆器(富山県)
1 月25 日(土)13 時~18 時
※1 月25 日(土)13 時~18 時の間、高岡銅器、絵中和紙、高岡漆器の実演が交代で行われます。
◇金箔うつし・貼りの実演(金沢市)
1 月31 日(金)~2月1 日(土) 14 時~18 時