群馬県富岡市とドローム県ブール・ド・ペアージュ市が友好都市を締結しました
11月4日午前、ブール・ド・ペアージュ市市庁舎で富岡市の岩井賢太郎市長とブール・ド・ペアージュ市のナタリー・ニエゾン市長が友好都市締結協定書に署名しました。調印式には当事務所の荒井所長も同席しました(写真1)。
昨年6月に世界文化遺産に登録された富岡製糸場の建設・運営を指揮したポール・ブリュナがブール・ド・ペアージュ市の出身という縁から両市は交流を重ねてきましたが、友好都市として今後さらに文化、教育、芸術、経済など幅広い分野において交流を深めていくことを確認しました。
午後にはポール・ブリュナの生家跡地に設置された記念碑の除幕式も行われ、ポール・ブリュナが結んだ両市の貴重な縁を振り返るとともに今後の交流に向けて活発に意見が交わされました(写真2)。
また、11月6日~30日まで、絹産業で栄えたリヨン市において富岡製糸場の世界遺産登録を記念した企画展「絹が結ぶ縁」を開催しています。日本とフランスの絹を通じた交流を描いた展示や、日本のアーティストによる作品の展示も行われ、来場者の目を引いていました(写真3)。
今回の富岡市長訪仏では、JETプログラムで富岡市に勤務しているフランス人の国際交流員ダミアン・ロブションさんも同行し、調印式、講演会、企画展レセプションで市長挨拶の通訳を行うなど、様々な場面で活躍しました(写真4)。ロブションさんはポール・ブリュナ以来140年ぶりに富岡製糸場で働くフランス人として、通訳・翻訳業務や富岡市のPRを行っており、交流の架け橋となっています。
富岡市とブール・ド・ペアージュ市の友好が末永く続くことを願うとともに、富岡市とフランスの「絹が結ぶ縁」がさらに発展することを期待します。
(写真1)
(写真2)
(写真3)
(写真4)