パリ事務所(クレア・パリ=CLAIR PARIS)は、日本の地方団体のフランスにおける共同窓口として、1990年10月に設置されました。

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フランスの地方における観光見本市

先日、フランスのレンヌ市とナント市で開催された観光見本市の出展支援を行いましたので、報告します。

レンヌ市の人口は約21万人、ナント市の人口は約29万人でフランスの地方都市で開催された観光見本市です。

2016年の訪日外客数は2403万9千人1で過去最高を記録しましたが、フランスにおいても訪日需要は高まっています。今回の支援を通じて、都市部だけではなく地方部においても訪日需要の高まりを感じることができました。実際に、「今年日本へ旅行するけど、おすすめを教えてほしい。」という具体的な相談から、「日本に行く際にビザは必要か。」「日本ではどれくらい英語が通じるのか。」などの訪日旅行に関する基本的な問合せまで多くの質問が寄せられ、訪日旅行への関心の高さを伺うことができました。また、他諸国と比較して、日本は「遠い」し「値段が高い」というイメージを持っている人も多く、日本が旅行先の選択肢に入っていない人に対して、飛行時間が12時間であることや旅行商品を提示すると、思っていたほど「遠くない」し「高くない」といった反応をする人が多かったのが印象的でした。また、レンヌ市においては、レンヌ市と姉妹都市である仙台市についての質問も多く寄せられ、市民が日本の姉妹都市について興味を持っているということを実感しました。

地方での観光見本市に自治体がブースを出展する際は、自治体単独で出展するよりも、現地旅行会社とタッグを組んでPRするほうがより効果的だと感じました。一般的に言えることですが、フランスの旅行者はある特定の都市を旅行先とするのではなく、「日本」という国を旅行先としています。そのため、日本への旅行について経験豊富な現地旅行先と協力することで出展自治体のPRを含め、消費者のニーズにあった提案が可能になるのではないでしょうか。

余談ですが、今回の観光見本市では、見本市の初日に出展者向けの食事会がありました。牡蠣で有名なブルターニュ地方に所在するレンヌ市では生牡蠣が振舞われ、近郊のキャバレーのダンスパフォーマンスを見ることができました。フランス国内外から来る出展者に対して、開催地域のよいプロモーションになっており、日本で開催する地方でのイベントの勉強にもなりました。

1出典:日本政府観光局(http://www.jnto.go.jp/jpn/news/press_releases/pdf/170117_monthly.pdf

 

レンヌ1
レンヌ市の観光見本市
ナント1
ナント市の観光見本市
ナント2
来場者に説明する様子

ナント3

観光見本市会場の様子①

 

ナント4

観光見本市会場の様子②